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02太陽 

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6. 日面座標へ戻る

7. 望遠鏡が無くてもできる太陽の観察

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8. コロナへの質量放出CME

(1)比較的大規模なCMEへもどる

(2)大きなフィラメントが崩壊するときに生じるCME

 

 静穏型のプロミネンスの内、かなり大きなフィラメントで何日も安定していたものが、

崩壊するときにコロナへの質量放出CMEをおこすことがあります。

 

@Hα線656.281nm

 はじめは、私が2015/04/282015/04/30の間にHα望遠鏡で名古屋の自宅で

写した画像です。

LS-35TD=35mm foep=770mm ISO=400 T=1/45秒 8枚のスタック、

ダークフィラメントが、明るく見えるように処理してあります。

ERFHαフィルター、処理の方法については上述5.(4)のHαフィルターのところを

参照してください。

image002

2015/04/21

矢印の所に、

何かが見えてきました。

image004

2015/04/23

太陽が自転すると

立派なフィラメントが

見えてきました。

image006

2015/04/24

このフィラメントはゆっくり

しか形を変ません。

上空に磁力線で

固定されているようです。

image008

2015/04/25

やっと、根元の方まで

見えてきました。

こののようにあまり変化しないプロミネンスを

静穏型プロミネンスと

呼びます。

image010

2015/04/26

太陽の自転が進んで、

全貌が見えてきました。

image012

2015/04/27

正面に近づいてきました。

まだ、基本的な形は

変化しません。

2015/04/2829 欠測

天気が悪く、写せません

image014

2015/04/30

随分薄く、貧弱になりました。

何があったのでしょうか。

image016

2015/05/01

よく見るとかすかに

見えてますが、

ほとんど

消えてしまいました。

静穏型の大きなプロミネンスが、JST2829日に、崩壊して、消滅した模様です。

プロミネンスは、強い安定した磁場に、水素の原子核のプラズマがとらえられていて、

太陽の上空に固定されているため、磁場が安定して、プラズマの動き(電流)

釣り合いが取れている間は、動かずに静穏型です。しかし、その磁場が大きく変化したり、

無くなったりすると、磁場に閉じ込められていたプラズマは、拡散します。その様子が、

Bの衛星写真です。

  そこへ進む前に、Hα望遠鏡で見えているフィラメントの、もう少し上部がどうなっているのかを見ておきましょう。

 

A遠紫外線の衛星写真

コロナは106K、つまり100万°という非常に高い温度になっていますので、

可視光線のしかも波長の長い方のHα望遠鏡よりも紫外線で見た方がよく見えます。

波長の短い遠紫外線の衛星写真を見てみましょう。

SOHO Extreme ultraviolet Imaging Telescope EIT171をダウンロードすると

image018

2015/04/27

EIT171

遠紫外線で見ても

ダークフィラメントが見えて

います。

 

image020

上図は、画像処理前のHα望遠鏡のカラー写真です。

Hα線で見ても、EIT171で見ても同じ形のダークフィラメントです。

しかし、遠紫外線のEIT171の方が、大きさは何倍もありますので、

上空では拡散しさらに大きなダークフィラメントになっています。

そのフィラメントは、2930日には、以下のように変化しました。

image0222015/04/29

image024015/04/30

Hαと少し違う点は、29日、30日にも、遠紫外線の方では、暗い影(ダークフィラメント)

がある程度、残っている点ですが、形は変わってしまっています。

 

B衛星のコロナグラフ

衛星の広角レンズのコロナグラフで、もっと、上の方を見てみましょう。

SOHO Large Angle and Spectrometric Coronagraph (LASCO) Telescope

LASCO C2をダウンロードすると、以下のような爆発的な質量放出を

伴いながら、コロナへプラズマを噴出したのが写っていました。

白い丸が太陽の光球の外周で、暗い影は遮蔽版とその支持棒の影です。

コロナの下層の大きなフィラメントがなくなってしまった時に、

その上のコロナの中層では、こんなことが起きました。

image026  2015/04/28  11:31 UT

先ずは右下へかなりの大きさの質量放出が起きました。

image028 14:50 UT

右下への質量放出CMEで吹きあげたプラズマが広がっていきました。

image03015:48 UT

次に左上に、爆発的な質量放出CMEが始まりました。

image032 16:36 UT

火炎の大きさは太陽と同じくらいの大きくなりました。

 image034 17:00 UT

吹きあげた高温のプラズマが太陽から離れていきます。

image036 17:48 UT

こんなに大きくなりました。

image038 18:36 UT

3時間経過しました

image040 21:17 UT

6時間たっても、左上に向かってジェットが噴出し続けています。

というわけで、2829日に、それ以前には安定していた磁場が変化して

静穏型のプロミネンス(比較的低温の大きなフィラメント)は、

上昇を始めて、何時間もかかる巨大なコロナ質量放出になって

高温のプラズマがコロナの中に拡散していきました。

 

C大きなCMEのまとめ

大きなCMEの上部に上がった高温のプラズマは、赤い光ではなく、紫外線で輝くために、

Hα望遠鏡には写らないことが多く、また、タイミングも悪くて、撮影できませんでした。

しかし、その様子は、SOHO衛星の広角コロナグラフには写っていました。

そして、SolarSoft のearlier datesを調べてみると、下図のようになっていて、

Snapshot Time

First Event

Last Event

Number of Events

Largest Event

#B

#C

#M

#X

4-May-2015 23:23

2015/05/02 16:49

2015/05/04 22:50

20

C8.0 @ 2015/05/04 00:52:00

6

14

0

0

3-May-2015 23:22

2015/04/29 16:34

2015/05/03 14:16

20

C2.3 @ 2015/05/01 02:57:00

11

9

0

0

2-May-2015 23:23

2015/04/26 11:49

2015/05/02 22:08

19

C2.3 @ 2015/05/01 02:57:00

12

7

0

0

1-May-2015 20:24

2015/04/25 12:33

2015/05/01 02:57

14

C2.3 @ 2015/05/01 02:57:00

6

8

0

0

30-Apr-2015 23:22

2015/04/24 02:51

2015/04/30 13:47

20

C2.1 @ 2015/04/24 08:43:00

6

14

0

0

29-Apr-2015 23:22

2015/04/24 01:38

2015/04/29 20:28

20

C2.1 @ 2015/04/24 08:43:00

5

15

0

0

28-Apr-2015 23:23

2015/04/23 17:46

2015/04/28 05:19

20

C3.0 @ 2015/04/23 19:59:00

4

16

0

0

27-Apr-2015 23:23

2015/04/23 15:20

2015/04/26 20:57

20

C3.1 @ 2015/04/23 15:20:00

4

16

0

0

BCクラスのフレアの記録はありますが、大きなMXクラスのフレアの記録は

見当たりませんので、大規模なCMEは大規模なフレアによるものではなさそうです。

 

 

 

 

(3)彗星の衝突で起きるCMEへ進む

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