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1.「もくげ」と「むくげ」

最初の話題は花の名前です。

 

私なりに見出した答えがこのページです。見聞きしたことが多く、

また古い記憶も含まれていますので、誤りがあるかもしれません。

その節はご容赦ください。

 

普段、見ることのない漢字に時折出会います。

楷書では槿、行書体は槿これを何と読めばよいのでしょうか、

この漢字は読み飛ばしておいても、困ることはありませんでした。

白楽天(白居易)の「松樹千年終是朽、槿花一日自成栄」を先生がとばしたか、

いや、私が居眠りしている間にすんでしまったのでしょう。

幸い、この漢字は、試験にも出ませんでしたし、

学生間の話題になることもありませんでした。

 

この花の名前を祖父より「もくげ」と習いました。

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(写真は当時のものではなく、現在のものです)

 

植物図鑑には「むくげ」というよく似た花が記載されていました。

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(写真は当時のものではなく、現在のものです)

 

花は色も違いますし、名前も違います。

よく見ると葉も形が微妙に違います。

小さい頃は、別の植物だと思って育ちました。

 

あるとき、友達から、どちらも同じ「むくげ」という植物である。

「もくげ」という植物はないときかされ、おどろきました。

それからは、私は関西で育ったために

「もくげ」という方言を覚えたのだろうと、ずっと思っていました。

 

そして、50年が経過しました。この間、英語、ドイツ語、中国語、韓国語・・・を習ったり、

韓国、ヨーロッパ、中東、北米に行く機会もありましました。

この間、何千本のこの木に出会ったことでしょう。

何万個のこの花を見たことでしょう。でも、何も気付きませんでした。

 

何年か前のことですが、鉢が増えてベランダに置ききれないので、

この「もくげ」か「むくげ」を二鉢、フリーマーケットに出した時のことでした。

近所のご夫婦が、下の写真の左の鉢を買ってくださいました。

ご主人が日本語で「この花はなんですか」とおっしゃったので、

「「むくげ」とか「もくげ」という花で、御茶事の花です。」

韓国語で話をされていた奥さんに、韓国語で「韓国の国花です」というと、

そのとき、奥さんは、韓国語で「あなたこれが、ムグンファ、モックンよ」

 

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(2007年フリーマーケットに出品したもの)

 

50年の謎が解けた瞬間でした。

もくげの呼び名は、ムグンファ号のムグンファだけではない。

ムグンファ(である)モックン

韓国には呼び名が2つありました。

 

きっと日本語にも2つの名前があるにちがいない。

ムグンファが「むくげ」で

モックンファが「もくげ」だろう。

 

その夜、日本語、中国語、韓国語、英語などの辞書を引き、

いろいろ書物を見比べて、インターネットで検索し、

「やっぱりそうだ、そういうことか」の連続で、納得。

翌朝、家内は「あなた、夜中にゴソゴソと、なにしてたのよ」

というわけで、

 

ゴソゴソの成果は、

 

 

「もくげ(木槿花)」と「むくげ(無窮花)」は

同じ植物の異名。

 

和名の読みと漢字「むくげ(木槿)」は

当て字のようです。

 

音便(読み方の変化)や、

訛り(方言)ではないようです。

 

ということになりました。詳細は次の表のとおりです。

 

 

 

その他の呼び名については、後程(のちほど)、追々ご説明いたします

 

 

次は、そっくりさんを、見ていただきます。(次へはここをクリック)  

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